十文字芸術文化協会

じゅうもんじの文芸

第四十四集

寒波に耐え、それぞれの助走を

感動を届けてくれた冬季五輪も終幕し、西の方から早咲きの桜の開花予測が聴かれる昨今ですが、裏日本の季節は未だ寒波の記憶を拭い去ることができないでいる。辛く酷しかった雪の季節を、衰退する躯と向き合いながら自分なりのささやかな飛躍への<助走>を考えつつ春を待つ日々である。

今後の弊誌編さんには、負託される研究部分も多々あるかと思われますが、行政や関係各層の一層のご声援を期待しつつ、ご挨拶に代えたい。

平成三十年三月 十文字芸術文化協会 会長 下田喜市

第四十三集

地域に生まれ、地域に生きる身近な<灯>として親しまれ、学童等の情操教育の一端としても役務を果たしつつ、町民とともに成長してまいりました。

私の知る何名かの著名な<モノカキ>の方が言っていましたが、「文章は、自分が感じたことを自分のことばで、自分らしく、飾らないで書くことが一番大切なことだ」と--

ともあれ、この先、小誌が、誕生の原点を見つめなおし、地域の多くのファン・同人に支えられて、見事に成長してくれることを心から祈念いたすものです。

平成二十九年 十文字芸術文化協会 会長 下田喜市